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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1992年08月25日

 確率論や「パンセ」で有名なパスカルは狂信的なカトリック教徒であったといわれ、彼が数学を志した目的は神の存在を証明することであったそうです。で、パスカルが最終的に行った証明というのが、「神には全ての属性が存在する。その属性には存在性も含まれる。ゆえに神は存在する。」であったとか。
 数学の世界に厳密な証明が賦されるようになったのは、実にガウス以降であると数学史は語っております。
 数学モデルと言えば、現在最先端の数理論理学にスペンサー/ブラウンの「形式の代数学」とかいうのがあって、社会学や心理学のモデリングへの応用が進められているそうです。この理論は従来0と1の2値しかない数理論理学(ブール代数)を拡張し、論理値の解として無理数どころが虚数値まで持たせるという不気味な世界だそうです。例えば、論理値ルート2があるダイナミックな状態を表すとか。
 現代数学というシロモノはライプニッツの昔に比べて格段に表現手段を増やしています。もとより、数学が万能だと主張する気は毛頭ありませんが、少なくとも数学的にモデル化された高度なコミュニケーション手段ができても不思議ではないような気がします。


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