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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1992年08月18日

 パリ市内では大家さんと借家人が直接賃貸契約を交わすケースが多く、借家人が銀行口座を持っている場合は口座振替で直接支払うのが普通なようです。それ以外では、例によって小切手を送る、直接現金を持参する等の方法があります。大家さんによっては外国人の借家人の場合、3ヶ月分を事前に徴収する場合もあります。
 賃貸契約書は日本と異なり一定書式に従います。そこらで販売されている法定契約書「Contrat de Location」に大家さんが必要事項を記入し、大家さんと借家人(場合によっては保証人も)がサインするというものです。ただし、この契約書には家賃の支払方法に対する規定は特にありません。
 レジというのは多分「regisseur」だと思うのですが、確かに管理人を置かずに、ゴミだしや修繕などを管理会社に委任する例はあるものの、賃貸料の仲介というのは聞いたことがありません。
 なお、公共料金の未払分はアパートを借りる際の注意事項です。電気/ガスや電話料金の請求は2ヶ月おきですので、この辺のチェックを怠ると住んで1ヶ月後に突然先住者宛の請求が来てしまいます。このようなトラブルを防ぐため、公式には次の様なセレモニーが交わされます。
  • 契約開始日に新借家人、先住者、大家さんの3人がアパートで落ち合う。
  • 3人で破損箇所や老朽箇所のチェック、修繕の要求を行う。
  • チェック/要求事項を文書化し、大家さんと先住者は敷金の精算を行う。
  • 先住者と新借家人とでEDF/GDF及びFrance Telecomに行く。
  • その場で名義人の切り換えと料金の精算を行う。

 余談ですが、フランスではテレビ受信料の徴収が厳しく、購入時に登録をさせられるので逃れるのは不可能だそうです。ところが中古市場に出回っているテレビは通常廃棄届けがなされているため、受信料を支払う義務がなくなります。逆に、中古売りするとき廃棄届を怠ると、処分した人に延々と受信料請求が届くハメとなります。ただし、受信料を払っていないテレビでは、有料チャンネルCanal Plusに加入できないという問題はあります。

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