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この日記について
この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。 2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。 2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。 1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。 1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。 |
遅まきながら、フランス国防省が精鋭部隊をカンボジアのPKOに派遣したことを知った。湾岸戦争でも活躍した部隊だそうです。任務は我が自衛隊と同じだそうだが、フランス機動部隊の投入が和平の情勢に大きな影響を与えるであろうとの観測があったらしい(何しろ古い新聞なので、どうしても過去形になってしまう)。
この辺、あたしはどうしても現実的なパワーポリティクスというものを見せつけられた気がした。フランスといえば文化の国とのイメージが特に日本人には強いように思われるが、核武装をし、しかも兵器輸出が経済の一翼を担っている事実、容赦なくパワーポリティクスを実践している国であるという事実を忘れるわけにはいかない。
あたしゃ何もこの点フランスを非難する気は毛頭なく、それどころか、理想は理想として追及する一方で、現実は現実として対処するこの姿勢に尊敬の念を惜しまない。それどころか、私がフランスに好意を覚えるのはまさにこの2面性であると言って良いと思う。
EC協定で98年に禁止が予定されている化粧品用動物実験についても、フランスでは実験の必要性を訴える声が強いという。どうもあたしゃ呑気にワインをかっくらっている側面よりも、こういった現実を直視する姿勢に大きな共感を抱いてしまう。
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