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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1993年01月06日

 私もフランスで生活するに当たって、当然日本のことをあれこれ聞かれるのではないかと予想しましたし、実際そうでした。今までのところよく質問される内容は、多分大方の予想通りであると思うのですが、経済、技術、歴史、宗教・哲学などです。日本の政治については殆ど話題に上ったことがない。
 経済、技術はさておき、歴史の話題などは、フランスやヨーロッパの重要エポックの時、日本はどうであったか、といった話題は結構受けます。ローマ帝国時代、シャルル・マーニュの時代、百年戦争の頃、大革命当時などなど。後は天皇家の歴史なども日本独自のものなので、結構話のタネになります。今上天皇が第何代かご存じですか?
 宗教・哲学について、フランスは世界の中でも東洋思想の研究に熱心な国です。そのせいか、仏教や禅、それに老荘思想などに関連した話題が、インテリ層と言われる人との会話ではよく出てきます。学生でも割と感心の深い人が多いようです。
 何にせよ、フランス人は日本を「文化のある国」と見てくれているようなので、この類のネタはあるにこしたことはない。個人的には、この辺の認識がフランス人の対米感情と対日感情の違いではないかと思っています。


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