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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1993年01月17日

 なるものに行ってきました。主催はInternational Businesse Communications Council というところ、他に日本大使館、朝日新聞、フランス教育省等が後援しています。内容は、1:日本語スピーチ、2:日本に関する作文、3:日本をテーマにしたスピーチの3部です。2は高校生、3はグランゼコールの学生が行い、1のみが日本語、2、3はフランス語で行われました。
 第1部のスピーチのテーマは次の通り(順序は発言順)。
  • L'ecole au Japon
  • Rencontre a Amakusa
  • Le Japon tel qu'il apparait par le language
  • Redecouverte du Japon a travers la Grece
  • Le Japon et moi
  • La cuisine japonaise et moi
  • Le bouddhisme japonais et moi
  • Ma perception des religions chez les japonais
  • Probleme de communication entre la France et le Japon
  • Technologies de pointe : l'enfer ou la cordialite entre les hommes
 この部はさすがにINALCOの学生が大半を占めておりました。私が会場に着いた時には既に6、イタリア系フランス人女性による日本料理とイタリア料理との共通点に関するスピーチでした。日本語のレベルとしては、まあスピーチをするくらいですから皆当然それなりのレベル、特に7の発表をしたMagnani 君は発音といい、イントネーションといい、かなりネイティブに近いものがありました。ただ、全体的に間の取り方がいまいち、ただ、これは話す経験不足によるものでしょう。
 第2部は最終選考で選ばれた上位3人の発表でした。予めテーマが3つ与えられ、各テーマのトップによるコンテストという形でした。テーマは日本社会、日本経済、日本語・日本文学です。まあ、私はこう思う、というのではなく、こういう事実がある、ということをまとめたという内容でした。
 第3部は日本の企業行動を勉強したり、日本での企業研修経験のあるGE学生によるスピーチで、ここにはそれなりの主張がありました。ただ、個人的にはそれほど目新しい視点は感じられず、皆それなりの視点でそれなりに主張しているなという感想を持ちました。
 テーマは次の通りです(発表順)。括弧内は私のコメントです。
  • Sanitaires(風呂やトイレの違いについて)
  • Trois angles de vue(四国での生活体験)
  • Decouverte du Japon(三島文学、日本庭園、日本映画について)
  • Soleil Levant(日本の生活様式、日本の企業行動の特徴)
  • RAN ou l'adaptation japonaise d'un drame occidental(黒沢映画を題材に日本人の生活様式について)
  • Notation du temps su Japon(分刻みのサラリーマン生活、無常感など日本に様々な時間観念が混在することについて)
  • La double vie du Japon(サラリーマンの就業時間とアフター5)
  • L'image du Japon en France(メディアを通じて得られているイメージ)
  • Societe-Environnement, recherche de plus d'harmonie(企業における集団主義の特徴など)
  • Hiroshima, mon amour(これはさっぱりわからんかった)
 個人的には6がなかなか面白い視点から捉えているな、と感じました。それ以外は概ねジャーナリズムの平均的視点を要約したものの様な内容だと思いました。最後の10は詩の朗読のようなトーンで、私には何を主張したかったのかさっぱりわからんかった。

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