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この日記について
この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。 2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。 2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。 1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。 1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。 |
都市は一般に「冷たい」と言われますが、昔からその都市に住み続けている人には親切な人が多い、というのが私の感想です。これは東京でもパリでも同じような気がするのです。東京でも月島とか中野・高円寺あたりの住民は驚くほど親切でございました。
都市といえば膨張するもの。仮の宿とする人も多々ございましょう。まだどっしりと根を下ろしていないがゆえに、人との応対もどこかドライにせざるをえないところもありましょう。「都市が冷たい」という一般論は、どうもかような悲しい現実があるように思うのです。
とはいえ長所と短所は裏表。都市のドライさ、冷たさが、同時にある意味での住み心地の良さを提供しているのも事実でありましょう。
ヨーロッパで犬や猫などのペットがもてはやされているのは、都市の冷え切った人間関係の所産という説があるそうです。パリやロンドンで一番信用できるのは愛玩用の犬、次が赤ん坊だそうです(信用できるというのは、人に危害を加えないという意味です)。だから、犬や赤ん坊を連れて歩く人は、その恩恵を一緒に被ることができる。パリで犬や赤ん坊を連れていると、周囲の人はそれはそれはにこやかに話し掛けています。これ、私も実際見て確認済みでございます。
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