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この日記について
この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。 2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。 2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。 1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。 1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。 |
家があって家具があって、あと必要なものは? そうそう、まだ電気・ガス、電話の申込、銀行口座開設、それに保険がありました。
電気・ガスはフランスではEDF/GDFが一括して扱っています。ここに申し込む一番てっとりばやい方法は、先住者と一緒に地区の営業所に赴いて、先住者が「私、引っ越します」、入居者が「私、入居します」と言って、その場で移転と新規の手続きをしてしまうことです。こうすれば、先住者の精算と新規契約を同時に済ますことができます。そうでない場合は、まず先住者に移転手続き及び精算をしてもらって、それから赴くことになります。
電気は申し込むと1週間ほどあとに検針が行われます。検針の日時は営業所で申込の際に決めます。また、この際、料金の口座振替の申込用紙を頼んでおきましょう。
電話も同様。申込の際に、ミニテル利用の有無、電話レンタル、電話帳等への番号公開の可否などを質問されます。なお、電話機は日本と同様に自分で購入することもできます。易い物は100Frs程度ですから、購入した方が徳でしょう。また、ファックスもPTT未認可品であれば3000Frs程度です。フランステレコムのジャックは特殊な形状をしておりますが、モジュラージャックとのアダプタはどこでも簡単に購入できます。日本から電話機やファックスを持ち込むという方法も考えられますが、通信機器は税関で見つかった場合にほぼ確実に没収されるはずです。また、通信規格、電圧の問題もありますから、やはりフランス国内で買った方が無難でしょう。ただし、モデムは日本で買ったものがそのまま使えます(製品には国内専用とありますが、実際は問題ありません)。
案外と難関なのは銀行口座開設です。東京銀行パリ支店では比較的簡単に口座を開くことができます。しかし、便利なCarte Bleueが発効されない、滞在1年未満の非居住扱いだと小切手が発効されない、万事手数料が高い等、不利なことばかりです。ここは極力フランスの銀行で口座を開くべく努力すべきです。
学生であれば、学校の近くにその学校専門の担当者がいる場合が多いので、その担当者に口座開設の「交渉」をしましょう。口座はフランス3大銀行で開設するのが何かと便利だと言われています(パリ国立銀行:BNP、クレディ・リヨネ:CL、ソシエテ・ジェネラル)。
口座開設に当たっては、居住を証明する書類及び身分証明書が必要です。居住を証明する書類としては、賃貸契約書、電気や電話の領収書などが用いられます。居住間もなければ賃貸契約書を使うことになるでしょう。
銀行口座開設は一つの契約ですので、交渉には1時間前後の時間がかかると考えて下さい。この間に、契約条項の一つ一つを文字通り確認するのです。私は送金のトラブルが若干あったため、実に2時間半かかりましたが、係員はあくまでも親切でした。この手続きの際に、Carte Bleueや小切手を申し込みます。フランスの生活で小切手は必需品ですから、忘れずに申し込んでおきましょう。また、契約の際に「サイン」が登録されますので、どのようなサインを用いるか事前に決めておく必要があります。私はいろいろ考えた末、漢字を大きくくずした字体を使いました。
交渉が終わると、CBや小切手は2週間ほどで郵送されます。また、この時交渉に当たった担当者が今後申込者の担当となりますので、何か事がある場合は必ずこの人と交渉することになります。この制度はかなり徹底しており、ちょっとしたことを他の人に依頼しても、「私はあなたの担当ではありません」と断られることがありますので注意。
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