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この日記について
この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。 2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。 2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。 1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。 1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。 |
昨日から今朝まで後輩夫婦が泊っていました。彼らは数年前ボストンに2年ほど住んでおりまして、今は東京で勤務しています。今回はアメリカまわりでヨーロッパに旅行、パリでは買い物を予定していたそうですが、あまりの物価高に躊躇してしまったとのことです。
東京と言うと、世界で一番物価が高いように思われがちです。実際に、多くの統計がそのような推測を裏付けているようですが、生活実感としてそれに疑問を投げかける在仏日本人は少なくありません。要は生活習慣の違いが、統計には何ら配慮されていないことに問題があるのでしょう。また、東京の物価は日本人の消費動向にある程度適合されているはずなので、例えばフランス人がパリで展開しているような生活を東京でも実現しようとすれば、物価が高いと感じて当たり前でしょう。
私なりに感じることは、パリでは生活必需品は全て手に入るし、これに関しては東京よりも安い傾向にあることです。例えば、食料品とか毛布とか。それに対し、「ちょっと便利」な財・サービスの類はとてつもなく高い。一般の消費者サービスからオーディオ機器の等、これは日本に比べてかなり高いと言えましょう。基本的にフランス人は「自分のことは自分で」を建前にしているようですから、サービス業が日米に比べて今一歩発達していない感じだし、必需品以外の消費には徹底的にケチです。
アメリカのような典型的消費社会ではこの点バカバカ循環するので、何でも安くなる仕組みもあるのでしょう。特に最近の為替レートだとアメリカの物価が異様に安く、パリが結構高いという感想もうなずけます。
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