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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1993年05月19日

 土曜、散歩がてらちょこっと行って参りました。
 行き方は前にも書いた通り、RER A1線1本です。運賃はAuberから12Frsです。A1線はオフピーク時でもほぼ15分に1本の割合で出ています。
 Nanterreを過ぎて河を越えると、東京で言えば成城か田園調布を思わせるような高級住宅地が続きます。建物を眺めているだけで結構楽しめます。程なくトンネルに入ると終点St.German en Laye到着です。
 駅を出ると右手に教会、左手に城がすぐ目に入ります。城は1015年の建設で、今では国立古代博物館として利用されております。入場料は20Frs 、1時間半ほどで全て見学できます。展示物は旧石器時代の化石(人骨を含む)からローマ帝政初期のゴール人の装飾品まで。
 城の横には「Pavillon Henri IV」 なる建物があり、入り口のアーチには「NAQUIS LOUIS XVI」とありました。城そのものはルイ14世が愛人を囲っていたところとか。周囲の堀はとっくに涸れています。
 城の前庭は典型的フランス庭園です。運河等が既に道路や住宅地に造成されてしまったにも関わらず、かなり散歩しがいのある広さです。庭の端にある見晴らし台からは、デファンスの高層ビルや遥かエッフェル塔の頭を眺めることができます。
 教会の左手の小道を奥に進むと商店街です。なかなかシックな店の作りは、まさしく小京都的(?)と言えましょう。わざわざ観光に来るほどの面白さはないかも知れませんが、デファンスと組み合わせて「ちょっと散歩に」というのには手頃かもしれません。


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