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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1993年06月25日

 Mac のクロックは日本時間を示しておりまして、このメッセージを打っているのが6月24日の午前11時です。フランス時間で午前4時ですから、昼夜逆転しているのがばれてしまう。
 一年前のちょうどこのくらいの時間に、成田を発ってパリに向かったのでした。あの日は朝の5時まで会社で仕事に追われておりまして、完徹の状態で家にタクシー帰り。仮眠の時間もなく風呂にだけざぶんとつかり、1時間で荷物を何とか梱包するという有様でした。成田まではカミさんに車で送ってもらったのですが、途中から雨が結構強くなり、駐車場から荷物を運ぶのがえらくおっくうだったことを覚えています。
 しみじみと時間の経つ早さを感じてしまいます。ひょっとしたら9月で帰るかもしれないことを考えると、10年もするとこのパリ滞在が、きっと何かの夢のような非現実的出来事に感じるのではないかと思ってしまいます。まあ、逆に言えば、いろいろ考えてもあっと言う間に終わってしまう経験なのかもしれません。だから、いろいろ思案することも大切でしょうが、一度行きたいと思ったら、チャンスがある限り後はそれに従って行動してしまうのが、何よりも正解だと思うのです。
 語学力を気にしていたら留学はできない、と言ってしまうといかにも開き直りに聞こえるかもしれません。しかし、語学で苦労するのは自明なことであり、要は日本にいる間により多く苦労するか、フランスでより多く格闘するかの違いにすぎません。単に効率だけを考えれば、フランスで格闘した方が効果的と言えましょう。前にも書きましたが、実際に問題となるのは語学力と専門知識とのバランスです。場数を踏まねばどうしようもない問題も多々あるのです。
 多くの人が留学している現実を見れば、つまるところ多くの人がちゃんと解決しているということでしょう。結局何とかなっちゃっうみたいですね。まるで他人事のようですが。


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