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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1993年07月11日

 ヘミングウェイでしたっけ、「青春時代をパリで過ごした者には、一生パリがついてまわる」とか何とか言っていたのは。ヘミングウェイの住んでいた家が小生のアパートの近くとかいふので、一度のぞいてみたいと思っているのですが。
 一生ついてまわる、というココロは青春時代を一昔以上前に過ぎてしまった私メにも、何となく感じることです。恐らく、極端にエキセントリックな存在が異様に古いモニュメントの中で自然に呼吸している、さういふ懐の深さが、その理由の一つではないか、と思うのです。ところが、悠久のパリもさすがに現代経済の洗礼の例外とはなりえず、一昨年あたりから古い建物が次々と立て変えられようとしているのです。ヨーロッパの都市と言えば、何年経っても変貌しないもの、というイメージを持っていましたが、今はそうも言ってられない時代なのかもしれない。


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