日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
過去の日記一覧
|
この日記について
この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。 2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。 2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。 1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。 1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。 |
ここで主張したいポイントは、次の2つである。
仏文を書く時は和仏辞書があれば十分という錯覚の打破
いい辞書は必ずしも「印刷物」にあらず
和仏辞典は必要条件の一つにすぎない。この当たり前のような事実を、くどいくらい強調してみたいと思う。また、このシリーズの隠れテーマである「ハイテクを積極的に利用した文書作成」を強調したい。
まず江下の辞書環境を紹介する。前に和仏辞典を使う頻度が相対的に少なくなった、と発言したことがある。しかし、この偉大な文化的資産なしに仏作文をこなすことは、少なくとも江下程度の語学力では不可能である。頻繁は別にして、手元において使っている辞書は次の通りである。
(1)スタンダード和仏辞典(大修館書店)
(2)クラウン仏和辞典(三省堂)
(3)経済フランス語辞典(三水社)
(4)仏和理工学辞典(白水社)
(5)会話・作文 フランス語表現辞典(朝日出版社)
(6)英和・和英 経済用語辞典(富士書房)
(7)現代英和辞典(研究社)
(8)La Petit Larousse(Larousse)
(9)THESAURUS Larousse(Larousse)
(10)Dictionnaire des idees par les mots(Robert)
(11)Collins discionnaire Francais/anglais, A/F(marabout)
(12)Webster's Electronic Distionnary(Webster)
これは何もハッタリで列記したわけではない。ある程度専門的な文書を書こうと思ったら、この程度は揃えておかないとこなせない。無論、手紙とか簡単なメモ程度でここまでは必要ない。日常的な文章を書くのが中心ならば、このうち(1)(2)(5)があれば十分だろう。「ディプロス フランス語会話マニュアル」(朝日出版社)を加えれば、相当応用がきくはずである。
リストで注意頂きたい点は、フランス語以外の辞書が案外と必要になる点である。専門用語になると、まず一般的な和仏辞典ではカバーできない。フランス語の専門用語辞典は、生憎とほとんど仏和である。こうなると、英語でアタリをつけて、それを逆引き逆引きして探すしかない。場合によっては、「理化学辞典」(岩波書店)や「広辞苑」(同)さえ引くこともある。仏文を書くのに、と笑うことなかれ。これらの辞書には案外と由来の単語が載っているのだ。溺れる仏訳者は国語辞典にもすがるのである。
こんなとき、全て電子辞書化されていればどれほど便利かわからない。白水社や三水社をはじめ、関係業者の努力に期待したい。
サイト内検索 |
---|