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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1993年10月15日

 11日は奈良に向かう予定だったが、さすがに深夜出発する元気はなかった。しかし、12日は昼に枚方で友人と会う約束があったので、翌火曜は朝9時にカミさんの実家を出発した。
 枚方には予定通り12時に到着した。友人とは13年ぶりの再会であった。
 5時頃友人宅を辞して京都に向かった。6時15分頃五条通りを過ぎ、目的地の三条に近づいた。
 京都は道が分かりやすくて助かる。この日も頭の中で「丸竹夷におしおいけ、姉さん六角たこ錦、し綾仏高まつまん五条」を再現し、あと何筋で右折するかを確かめた。「経団連ビルを右折して....」などと考えるより、百倍も風情がある。この点、東京は無粋だと思った。
 京阪三条を横に眺め、駐車場を捜索した。ほどなく河原町沿いに市営駐車場を発見した。すでに膀胱が破裂しかけていたので、料金を確かめずに駐車した。入り口に公衆トイレを発見していたので、何のためらいもなかった。
 オフ待ち合わせ場所の京阪三条改札口には、約7分前に到着した。M田さんとT辺の姿を確認。ほどなくS保さん、F野さん、S田さんも到着。5分前に全員勢揃い。Mさん、Nさんの欠席をT辺と二人で大いに悲しんだ。
 ビアホール移動の途中、突然フランス語の会話が耳に入った。さすがは国際都市京都である。外国人観光客の数が凄い。M田さんは途中、フランス人観光客に道を尋ねられたそうだ。尋ねた相手がフランス語で応じたとあって、聞いた方がたまげたそうだ。
 ホールの近くにあった国際電話の使える公衆電話から、フランスに電話を入れた。大学の初会合が13日にあり、その確認をしようと思った。一応、一昨日ファクシミリを入れ、昨日もレポンダーにメッセージを残したが、直接説明しないと安心できない。案内状によると、この会合出席が大学のコース登録の条件だという。パリに帰って入学許可が取り消されていたらどうしよう。
 電話はつながったものの、すぐ保留にされた。誰かと打ち合わせなのだろう。空しく度数だけが10単位ずつ減っていった。一度切ってかけ直したが、状況は同じだった。2月にもらったテレホンカードが一枚消えた。
 この日のオフ参加者は全員が通信のエキスパート。ついつい通信ネタに熱中してしまった。また、オフでなければ聞くことのできないS保さんの蘊蓄ジョークが、着席早々披露された。T岡ちゃんが、ひょっとしたらS保さんの教え子なっていたかもしれなかったことをお伝えした。
 10時40分、2次会の喫茶店もお開き。駐車場の前で解散。滋賀で泊るT辺を乗せ、M田さんに通りまで誘導してもらいながら出発。京阪五条でM田さんともお別れ。パリでの再会を約す。来年の帰国では是非とも伏見寺田屋に泊ってみたい。
 11時半頃、名神高速栗東インター到着。T辺と東京での再会を約して分かれる。この日は多賀サービスエリアにあるレストインに泊ることにした。部屋が満室でも最悪テントとシュラフは持参してある。
 12時半頃、多賀サービスエリア到着。高速道路のレストインは初めて使うが、ビジネスホテルと大差ない設備で格安の料金。これは絶対にオトクだと思った。
 それにしても山荘オフ以来移動が続いている。走行距離600キロごとに給油しているが、既に3度給油して今のトリップメータは300キロ超。ここ2週間で2100キロ移動したことになる。これは13年前に北海道を走りまくった時以来の記録である。
 明日は横浜までさらに400キロ走行せねばならない。
 13日夜、ようやく教授と連絡が取れた。欠席を懸命に佗びたら笑い飛ばされた。入学許可をキャンセルされなくて良かった。


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