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この日記について
この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。 2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。 2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。 1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。 1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。 |
同僚とその先輩ってのは、山岳部出身である。それも学術登山なので、ヒマラヤ遠征などをおこなうときもある。現にこの同僚は、イン・パ国境の未踏峰七千メートル級に初登頂したことがある。が、精悍な山男のおもかげははなく、四歳になる娘にビール腹をつかまれる体型と化してしまった。
先輩のほうは40歳という実年齢よりもだいぶ若くみえる。山岳部時代は途中から幽霊部員と化したそうだが、むしろ同僚よりも山男の雰囲気が残っている。この差はビールの消費量の差だろう。
雑談の合間にも、客が次々と案内されてくる。
ほとんどが日本人の団体や小グループだった。われわれが入場したころは、日本人の客が「多いな」ぐらいだった。もはや「ほとんど」になりそうな勢いだ。
それにしても、20人以上のおじさん集団というのは、それはそれで迫力があるものだ。
生バンドが幕にかくれ、半透明のカーテンがさっとかかる。ドラムがなり、カーテンに「LIDO」のロゴがレーザー光線で照射された。フランス語、そして英語でショータイムが告げられる。
テーブルのわきは、下段との仕切となるように、ほぼ肩の高さの「長城」がめぐらされていた。そして各テーブルの位置には、茎のながい花のかたちをデザインした照明が置かれている。
ショータイムのアナウンスが入ると、その照明が自動的に降りていった。したに吸い込まれるにつれて、花の茎のかたちがすぼんでいく。ついついそっちを見ている間、舞台には踊り子さんたちが登場していた。
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