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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1994年10月07日

 経験的にいうと、挨拶の embrasserはほとんど抱擁に近い意味でしょう。キスと翻訳しても間違いじゃないだろうけど。
 まず、embrasser のやり方……ちゅうのも変ぢゃが。だいたいお互いの腕を軽く包むようにします。ぎゅっとは抱きしめない。あくまで包むようにね。ご用心。で、キスするってよりも、頬を寄せあうようにします。ここで面白いのが、ひとによって利き頬みたいのがあることね。ぼくは右頬だけど、エジプト人の友人は左頬からが多いと言ってました。右頬からってひとが多い気がするけど。
 挨拶の embrasserでは唇を頬にふれたりしません。別にいけなくはないんだろうけど、たいていは頬を接し、「ちゅっ」と音を立てるだけです。回数は、フランスだと四回が基本です。ただし、パリだと二回という簡略型も多い。スペイン人やイタリア人も4回っていうのが多いみたい。一説によると、ポーランドとかチェコは三回か五回だそうです。
 フランスだとまあたいていは男女か女同士の挨拶です。が、アラブ人は男同士でもときどきしてますし、フランス人でも、誕生日とかお祝いのときなどは、男同士でも embrasserをすることがあります。あとはおじいちゃんと孫とかね。
 唇が触れるというニュアンスは、baiserの方がかなり強いでしょうね。こっちのほうは、ほんとに「ぶちゅっ」という雰囲気があるし。ディープ・キスはなんて表現するのだろーか?


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