この月のエントリー
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

過去の日記一覧

月別アーカイブス



この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1994年12月07日

 獣姦という現象は、わりと世界中の風俗にみられる現象ですね。
 コロンブスの世界史的な業績はなにか? これはアメリカ大陸の発見ではない。なぜなら、コロンブスが見つけなくても大陸はそこにあり、単にヨーロッパ社会がその存在を知っただけなのである。……なーんて突然話しは大げさになってしまうけど、コロンブスが世界史に残したもの、それはタバコと梅毒の普及といわれています。どちらもアメリカ原住民の風俗・風土病だったそうです。
 で、梅毒といえばスピロヘータパリダですが、そもそもこれは牛の病原菌だったとか。これが獣姦によって人間に伝搬したって俗説があります。この梅毒は、鉄砲と一緒にポルトガル人が日本に持ってきました。そして鉄砲が戦国武将にゆきわたるよりもはるかにはやく、梅毒は日本全土に広がったそうです。おそるべし、コロンブスの置きみやげ。
 梅毒は江戸時代になると華々しく広がり、多くの川柳にその悲哀を語ったものがみられます。当時、梅毒の特効薬として水銀軟膏があったが、梅毒が治ったあとに水銀中毒になった、なんてことも多かったとか。で、紫色の染め物は水銀を使っていたとかで、紫の布でちんちんをくるめば梅毒にはかからない、という俗説が流布したそうです。どこまで本当なのでしょうねえ。いまなら《都市伝説》になりそうだな。


Copyright (C) Masayuki ESHITA
サイト内検索

カテゴリー(archives)

最近のエントリー(RSS)