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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1995年03月22日

 巴里でアパートを探し始めたとき、在巴里十年という日本人女性がいろいろ相談に乗ってくれました。彼女は「巴里に住むなら絶対に便利なところに住むべき」と強調していました。予算ギリギリまで高望みしたほうがいい、っていうわけなんです。いろいろと物件も紹介してくれたんですが、すべて5区・6区か、8区の中心部(凱旋門の近くね)ばかりでした。
 で、やっぱこれは事実だと思いました。ちょっと買い物にムフタールへ、なんて気分は、本当に絵に描いたような la vie parisienne です。たしかに巴里の中心部に住むためには、いくつか犠牲にせねばならんことがある。当然ながら日当たり良好なんて望めない。大通り沿いは車の騒音がうるさいし、排ガスがかなり臭い。安めのアパルトマンはエレなしなんで、上の階だとのぼり降りがたいへん。郊外なら Carrefourみたいな安い Grande surface があるけど、巴里中心部だと物価が高い。
 とはいいながら、高円寺あたりの家賃で原宿に住める感覚があるわけで、こりゃやっぱ応えられません。たぶん、いまのところを離れたら一生こんな贅沢な環境には住めないでしょう。


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