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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1995年10月04日

 巴里市内のアパートの古いあたらしいは、戦前の建築か戦後のかで区別することが多い。ただし、戦前・戦後というのは第一次大戦のことですが。うちは戦後間もなくの建物で、比較的あたらしい物件にはいります。築70年ぐらいです。
 もちろん、最近は築 100年ぐらいのをぶちこわして、Tout neuf として売り出す物件もすくなくない。ただ外観がややのっぺりぎみで、ちゃちい感じがしなくもありません。新築物件は巴里市内よりも Peripheric 近辺、あるいは La Defence、Cergy あたりのほうが人気があるみたい。建物があたらしいだけでなく、街そのものがあたらしいですから。こういうところには Euromarche や Carrefour があるので、買い物も安くあがります。
 日本の場合は気候の問題があるから、なかなか築 100年というわけにはいかないのでしょうね。伊勢神宮を意識するわけではないけど、一定期間でリニューアルするというほうが、日本人のメンタリティにはあうのかも。知り合いの建築家の話だと、現代のビルだって法隆寺ぐらいの寿命は十分に持たせることができるんですって。ただ、商業建築にそんなことしたら、コスト的にまったくあわないとか。


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