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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1996年02月07日

 以前とある長期滞在者に聞いたはなしなんだけど、フランス人は基本的に「話好き」なので、素直な同意よりも、刺激的な挑発のほうが好まれるんだと(笑)。これには深く納得してしまった。
 彼がよく話してくれた例は、こういうのね。
 まず白い紙を出したとする。「これは白い紙ですね?」「はいそうですね」
 これじゃあかんのだと。「これは白い紙ですね?」「そう? ぼくは黒だと思うけど。Parce que....」
 ってのがいいんだと。
 彼らにとっては「人間みな違う」がデフォルトなので、あっさり同意されると話がふくらまなくてつならないんだって。だから「ためにする反論」をときには出して、展開を楽しむという行動を取ることがあるんだそうだ。
 注意せんとあかんのは、こういう会話では視点のふくらみや発散を楽しむのが基本で、けっして黒を白と言い負かす方便がもてはやされるってわけじゃない。まあ、そのあたりの約束事(笑)も、debat とかで場数踏むと体感できるような気がする。
 でも「T'es con!」を連発する場面もおおいのだが。


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