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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1996年02月01日

 店員のサービス・レベルを比較するのに、ニッポンの普通のレストランや喫茶店を引き合いに出すの無理だ。ウェイターもウェイトレスも、かなりの数がバイトさんですから。フランスのギャルソンみたいなプロ(といっても、最近はこっちもバイトが増えているけど)とは土台違うでしょ。
 ニッポンの大都市で飲食店を経営するとなると、固定費がものすごくかかります。プロの店員を養成したり雇用するとなると、人件費もすさまじい。たぶん、都心でそういう経営をやったら、コーヒー一杯で千五百円ぐらいになるんじゃないかな。
 バイト店員は安い時給にもかかわらず、足はむくむは、ガキはコップをひっくり返すわ、煙草の煙で空気は悪いわで、ほんと、劣悪な条件で頑張ってるほうだと思います。逆に新宿の滝沢なんかに行くと、ウェイトレスさんのおじぎ一回につき百円也、なんて計算をしてしまう。
 ニッポンの接客サービス業の代表は料亭、旅館、クラブの芸者さん、仲居さん、ホステスさん、といったあたりでしょう。ただ、このあたりは不況と官官接待自粛のせいで、のきなみ崩壊しているようですけどね。
 風俗業界のサービス・レベルは世界に冠たるものなんですって。近年の冬期オリンピックでは札幌の評判がやたらいいんだけど、すすき野が少なからず寄与したというのは、けっこう有名な話です。滑降王カール・シュランツなんかは入り浸っていたそうだから。
 京都のちょっとしゃれた小料理屋だと、昼の小懐石とか弁当でさえも五千〜一万円が相場ですよね。だけど高いとは思わない。反対に、サービスや味を要求するなら、このくらいの出費は当然なんじゃないか、なんて思います。安いのがよければ王将に行けばいいわけだ。


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