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この日記について
この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。 2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。 2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。 1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。 1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。 |
パスクワ法に関してはこちらもとばっちりを受けているわけですが、個人的には「フランスみたいに経済力の弱い国が、よくぞこれまで移民や難民をあれだけ受け入れてきたもんだ」という思いの方が強いですね。ニッポンなんて政治難民でさえすぐにアメリカとかに送っていたんですから。
最近のボスニア「難民」の扱いなんかを見ても、フランスという単位ではなくEUという範囲で要塞化というか「難民お断り」という姿勢を明確にしているな、なんてことを感じます。彼らがこれまで比較的移民を受け入れてきたのは、もちろん旧植民地との関係があっただろうし、難民の受け入れにしても、政治力の確保という意図があったからでしょう。ヨーロッパ人がきれい事で政治をやるはずがないし。だからまあ、ヨーロッパの砦化が進んでいるいまこそ、ニッポンは積極的に難民を受け入れ、国際的な政治力を強めるきっかけにすりゃええのに、なんてことを考えてしまう。
欧州統合は偉大な実験だとは思いますが(少なくとも、アメリカ独立・フランス大革命後、はじめて近代国家のフレームを再検討しようとするわけですから)、ホンネ部分を考えると、要するに「いちばん強力な砦の範囲はどの程度か」ということを探るだけが目的、という気もしております。
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