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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1996年10月01日

 Sorbonne Nouvelle はきわめて試験が好きな大学で、cours magistraux はすべて期末に筆記試験があります。で、たいていが1テーマか2テーマがぽつんと与えられ、dissertation をひたすら書く、という内容です。分量は「最低でも50〜70行」(だいたいA4の表裏)と指示されますが、みんなだいたい2ページはびっしり書いています。時間は2時間っていう場合がおおいので、こうなるとずーっと書き続けていないといけない。
 大学によっては、dissertation の書き方を指導してくれるところもあります。そこで言われるのは、「かならず4つのパートで構成せよ」ということでした。つまり、analyse、critique、problematique、conclusion です。
 最初の analyse は、要するにテーマについてどれだけ知っているかが問われるわけですね。第二の critique はテーマを含む領域全般の知識が問われます。いちばん重要なのは三番目の problematique で、そのテーマあるいは分野について、「あなた」がどれだけ問題意識を持っているかが試されます。ここさえきっちり書くことができれば、conclusion はオマケみたいなものです。DEA の段階では、問題提起が事実上の結論と見なされるのが普通です。
 doctrat になると、problematique の次に methode、solution が加わりますね。そして analyse や critique は introduction としてくくられることもあります。出発点が problematique って位置づけです。
 定期試験問題だと、「Analysez et commentez」とか「Critiquez」っていうひとことがポツリと出てますね。これが理系 UFR だと「demontrez」です。


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