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この日記について
この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。 2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。 2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。 1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。 1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。 |
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■ 1997年03月 アーカイブ |
アフリカ系でもアラブ系はイスラムの聖者の名前が多いですね。アブデル、サイッド、カリム、ムハマドなど。実際の名前はもっと長いのだけどね。象牙海岸とかセネガルなどのフランス語圏は、フランス風の名前が多いんじゃないかな。彼ら固有の prenom もあるかもしれないけど。ぼくの友人はみなフランス風の名前でした。
ベトナム人は帰化しているのでなければ、フランス語圏でもなんでもないので、長期滞在者はベトナム風の名前のまんまってことが多いのでしょう。カンボジア人もそうじゃないかな、だいたい。
よーやっと見えました。
昨日、France 3で「このあたりに見えます」「写真を取るなら ASA400のフィルムで……」なーんて紹介をやっていたのだけど、このところ夕方は曇っていたので見るチャンスがなかった。でも今日はわりときれいにたそがれていたので見えるかな、と思って北西の空を見上げたら、薄明のなかにあっさりと姿を現しましたねー。
パリの空は東京よりも観測条件は悪いのだけど、薄明が消えていくにつれて、だんだんと尾が見えてくるのはけっこう感動的であります。しかしまあ、この明るさでこの高度なんだから、ほんまにたいした彗星だわ。
たしかナポレオン一世時代に戸籍法で「名前はキリスト教の聖者か歴史的英雄のものに限る」なんて条項があったと思いますよ。ただ、60-0代だか80-0代だかに、それを無効にするという政令が出ていると思いますが。昨年、フランスニュースダイジェストにその辺の話しが出ていたのだけど、うっかり捨ててしまった。
それでも戸籍係は「フランス人らしくない名前」を拒否できたんじゃなかったかな。5年前に南仏で「マリー・マリー・マリー」という名前が拒否された、なんて話題が、当時の FL で一時期盛り上がっていたような記憶があります(^_^;;)。
ニッポンだってコギャルことばは、けっして東京だけで使われているわけじゃないでしょ?
発信源は東京かもしれんけど。厳密には『訛り』ではなくて、一種の符丁に近いもののようにも思いますけどね。もちろん厳密には符丁でもなんでもないんだけど。
要は「使われる」かどうかではなく、「スムーズに通用する」かどうか、でしょう。ガイジンが地方でいきなりタメなしゃべり方をしたら、相手は一瞬わけわからんと思うんじゃないですか?
わしが感じたのは、フランスはやっぱ階層的な考えが強く、それが言葉遣いにも浸透しているってことですね。いちばんの典型は tutoyerで、これは「親しさ」よりも同一階層かどうかに依存すると思います。
たとえば大学で教授どうしはけっこう tutoyerですが、教授と学生はかなり気の置けない関係にあっても、授業中は vouvoyer が普通ですね。ところが 3e cycle の学生と enseignant-chercheur、あるいは maitre de conferenceぐらいの人とのあいだは、授業中は vouvoyer でも教室を出ると tutoyerになる、ということがけっこうあります。学生は doctratを取ると教授から同格と認められ、tutoyer できる、なんて話しもあります(一説ですよ)。
……ということで、タメな会話はあくまでも同一階層の範囲内で、上の階層と会話するときは規範的なスタイルで、というのが基本じゃないですかね。だからボスに「しぇぱ」と応えないのは自然でしょう。
ぼくの経験だと、フランス人以外の人が書いた文字のほうが解読しやすかったですね。最後の-0に世話になったのが前述のとおりコートジボワールからの留学生、その前の-0に登録してたところではベトナム人、その前の学校ではモロッコ人、アルジェリア人の友人にもっぱらノートを見せてもらってました……って、ほんまに寄生虫のような日々でしたが。
昨-0、AGESSAという社会保険団体に、加入申請について問い合わせに行きました。で、パンフレットに必要書類を書いてもらったのだけど、そのときは口頭の説明を受けながらだったので、すっかりわかった気になった。ところがいざ帰ってみると説明は半分ほどしか覚えておらんわ、字はすこぶる解読が困難で、こりゃまいったわって状態でしたね。
それでも推量したり記憶をたぐってなんとかそれらしい書類をそろえ、ふたたび AGESSA に行ってみたのですが、別の担当官が出てきたので、説明を書いてもらったパンフレットを見せて、ひとつひとつ確認しながら書類を提出しました。
ローマ字圏の国には、ぜったいに手書き文字 OCRは普及しないんじゃないかと思いました。普及しないというか、筆記体の認識は機械には不可能なんじゃなかろーか。
二年前だったか、近所の映画館で「Vestige du Jour」っていうイギリス映画を観たのですが、英語がもうさっぱりわからん。リズムがフランス語とは違うので、耳がうまくシンクロしてくれないんですね。かといってフランス語字幕はえらく速く変わってしまうし。
で、ある場面で妙にわかりやすい英語が出てきたのだけど、それはフランス人貴族が英語でスピーチする場面でした。つねに尻上がりのイントネーション、そこかしこの鼻母音、副詞をついつい「-ment」にしてしまうクセ、前置詞をときどきフランス語にしてしまうミス等々、franglais のほうがフランス語馴れした者にはかえってわかりやすいっす。
在仏の商業翻訳で案外と多い依頼が、「フランス人の書いた英文の和訳」なんですよね。これまたけっこう英仏チャンポンになっていたりしますので。納期がタイトな仕事だと、付属資料なんかは仏文のまんま、なんてこともあるようで。それを受領する日系団体もずいぶんと寛大だな、なんて思ってしまった。
個人的な経験だと、「さんどうぃっしゅ」の人が多いけれども、たまに「サンドウィッチ」な人もいる、という感じです。だけど「sandwich au jambon」はやっぱ「さんどうぃっしゅぉじゃんぼん」だと思うけど。
条約でたびたび名前が出てくるマーストリヒトも、たいていは「マーストリッシュ」といっているようだけど、ときどき「マーストリッチュ」といっているような人もいるような気がします。
フランスの大学などに留学して、最初に受ける洗礼のひとつがその略字でしょう。ノートを借りるときだけでなく、教師によっては黒板にもけっこう略字を使いますから。 par rapport a は「%」とすることもよくあります。vis a vis を「v/v」とするのもわりと普通ですね。あと、les、dans は ls、ds とか。il y a は数学の存在記号を使うこともあります。 手元の記録によれば、こんなのがあります。当時は情報工学の DEAに登録していたから、内容は多少理系寄りですが。でもパリ第3大学の Communication系の学生もおなじようなことをやってましたね。
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フランスは(というか、状況はドイツ、イギリス、スイス、ベネルクスもおなじだけど)、「人手のかかるものは高い」と考えて間違いないですよ。逆に自分でなんでもやれば、かなり安く切り上げられます。よって、人間的な最低限(?)の生活コストは東京よりもかなり安くなります。もちろんそれなりの贅沢をすれば、東京よりも高くなる可能性もありますね。
先日、アパートのシャワーがブチ壊れたのですが、こんなのを修理に頼んだら、だいたいいつ来てくれるわわからないし、一回で修理が終わる保証がない。そういう状況でも確実に日当 500フランぐらいはかかるかもしれない。
こういうときはまずは BHVの地下売場に行って交換部品を買い、自分で修理してしまう、というのが正しい way of life であります。
で、スパナ込みで都合 600フランでした。でも BHVで 3〜34ミリのスパナセットを買ったのはいいんだけど、肝心のナットのサイズは 32ミリで、セットの方は見事に30ミリの次はいきなり34ミリでした(;_;)。仕方ないから隣の Brico屋さんでモンキーレンチを買うハメになってしまいましたが、これもまあフランスでしょう。
日本の漫画のフランス語版は、たしかソルボンヌの近くに専門店があったはず。以前、やおい小説を書いている友人がそのあたりを発掘してましたが、けっこう数がそろってたそうです。コミケあたりで販売されている同人誌もあったそうだけど。
ええっと、たしか Rue Dante Fouarre だったかな。fnac micro の裏手あたりですね。何軒かあるようです。
スキーといえば、この日曜には志賀高原でw杯スラローム第9戦がおこなわれましたね。いわゆるプレ五輪ですが。ニッポンの木村は堂々の4位でした。昨年のチャンピオン、アミエを抑えての4位だから、こりゃ価値がありますぜ。本番に期待したい。
おなじ日にオーストラリアではF1が開幕したけど、プロスト無限のパニス(昨-0のモナコの覇者)が5位に入りましたね。チームメイトの天才・中野信次もデビュー戦で7位っていう大健闘だし。
でも中野といいシューマッハ弟といい、昨年の Formula Nippon で活躍した選手が今年はF1にそのままグレードアップしてるんだから、Fポンもたいしたもんだと思ってしまった。
今年こそベルギーGPを見に行きたい。
もう3日も続けて晴れだから、今-0はもう春になったんだろうねえ。今-0の春は3-6日に始まった、ということにしやう。ここ数-0ではいちばん早いんじゃないのかな。おとといは夜更かしのついでに明け方ヘール=ボップ彗星が見えるかと期待したけど、朝靄のせいでまったくダメだった(;_;)。
カラオケボックスがあるかどうかは知りませんが(あれはニッポンではラブホテルの再利用みたいなもんだし)、Pyramid近辺のいわゆる日本人街にはけっこうカラオケの店が多いですね。それもニッポン式の。
それ以外に、普通のカフェでもカラオケを置く店がけっこう出てきてます。だいたいレーザーカラオケだっけかな。まだニッポンみたいなISDNカラオケではないと思うけど。
平均的フランス人が少食だったら、ニッポン人はカスミを吸うだけで生きていけますよ……というのは冗談にしても、連中はよく食いますよ。ただし、食事の量などは個人差・家庭差(?)があるものですから、過剰な一般化はできませんが。
パリ6区あたりに住む人だと、朝食は取らずに朝はコーヒーだけ、10時ごろに pain chocolat をちょこっとかじり、昼はかなりボリュームのある食事を二時間たっぷりかけて取り、夕方は簡単なオードブルあるいはサラダとワインだけ……という家庭もけっこうあるようです。要するに、これから寝るだけという夜の食事は、量を取っても意味がないという発想ですね。
最近はテレビ番組でもときどきカラオケセットを景品にしてますね。ありゃフランス人よりもイタリア人の方がハマるんじゃないだろうか。
このところ不景気な Brasserie Port Royal はぜんぜん Karaoke Soiree をやらなくなりました。fete de la musique まではおあずけかな。
ええ、アテネ・フランセのペレ氏はワタシの師匠でもあります。ペレさんが自宅を引っ越したときは助っ人に駆り出されるわ、テレビの映りが悪いっていうんで修理を頼まれるわ、まあ、いろいろな腐れ縁があります。ぼくの披露宴では乾杯の音頭を頼んだりもしました(笑)。
ペレさんはかなり個性の強い人で、相性が悪い生徒だと三日でクラスを替えるけど、相性がいいとペレさん一筋って感じになりますね。まあ、本人は日本語が堪能なのに、クラスのなかではまったく知らないフリをするところは、けっこうプロ意識があらわれていると思います。
最近はご無沙汰してるけど、以前はちょくちょく「この雑誌を買って送ってくれ」なんてハガキが届いたものです。左翼系の雑誌もいくつかあったな、そういや。
故・トウ小平には滞在期間2-0のあいだに負担した社会保障費に応じた-0金が出たそうですから、わしらにもいちおう権利はあるんじゃないでしょうか(^_^;;)。といっても、厳しい-0金財政、しょせんは「明日の1万円よりも今日の百円」の世界なんでしょうけどねえ。
日本の免許ですが、在留邦人の場合、帰国から一-0だか半-0以内であれば、再交付を受けられませんでしたっけ?
4月にまた日本に出張する用があるんで、そのときにでも公安に聞いてみますが。その前にまずは免許証の日本語法定翻訳を依頼せねば。