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この日記について
この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。 2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。 2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。 1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。 1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。 |
最初に通った学校は ESSEC という grande ecole だったのだけど、その前に二ヶ月、Alliance Francaise に行ったんですよ。まあ、日本でも上級までやってたから、AF でも上級コースに入り、それなりについていけもしたので、なんとかなるかな、なんて気もした。ところがとんでもない。ネイティブ・スピードは全然違いますね。おまけに発音も違うし、俗語もじゃんじゃん飛び出てくる。語学学校というのは、しょせんは教授語学なんだということを思い知らされました。だいた学長の面接は英語だったし。
休憩時間なんかはみんなカフェテリアで雑談するんだけど、しゃべっている内容がわからないから話の輪には加われない。だけどここで輪からはずれると、絶対に彼らの中に入っていけないと思い、必死で食らいつくような感じでした。話を向けられても答えようがないから、ごまかすのが大変でしたね(笑)。
ところが不思議なもので、二ヶ月すると馴れるんですねえ。ぜんぜんわからなかった彼らの会話が、すーっと膜をはがすような感じで見えてきた。「聞こえてきた」というよりも、本当に「見えてきた」って感じなんです。そうなると、話題に参加することが愉しくなりますわな。
ESSEC で幸いだったのは、この学校、フランスの高等教育機関では授業時間が最も多く、年間で 1200時間もある。しゃべる時間も相当あるので、いやでもフランス語に馴れないわけにはいかない。これが大学の DEAコースだと、理系でだいたい 350時間、文科系だと多いところで 400時間、少ないところは 300時間を切りますから、案外としゃべる時間はないですね。その分、読まないといけない文献は多いから、読解力はつくだろうけど。
現在痛感していることは、一年で身につけた語学レベルは一ヶ月サボるだけでリセットされる、ということ(;_;)。
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