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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1998年03月18日

 「しょせん教授語学」というのは、語学学校で教えてくれるのは、あくまでもスタンダードであって、実際の現場ではそれを応用しなくちゃいけないし、例外を覚えないといけない、ということですね。語学学校を無視していいんじゃなくて、あれは基礎であって満足レベルじゃないってことです。
 はっきりいって、フランスに語学留学をするなら、日本で上級まで終わらせておくのが前提だと思いますね。現地でフランス語環境に接するといっても、初級・中級だと非ネイティブと接する時間の方が圧倒的に多いから(しかも文法的にめちゃくちゃなフランス語)、変なクセがつく危険性がすごく強い。それでいて会話ではみょーに場慣れしちゃうんで、かえってマイナスが大きいような気がします。スタンダードを知らずに例外(俗語)ばっかおぼえることにもなるし。
 個人的に留学相談を受けることが多いのだけど、ひとつ言わせてもらうなら、「留学すればハクがつく」なんて時代は、30年以上も前にとっくに終わっているということ。いまじゃ留学経験は就職にはマイナス、ぐらいに考えておいたほうがいいと思いますね。渡航先がフンラスに限らずアメリカでもイギリスでもそうだけど。
 留学で意義があると思うのは、学者を目指している人が交換留学やフェローシップで留学するか、「この人!」という師匠がいるか、最初から「これは遊び」と割り切るか、のいずれかだと思いますね。遊びの留学ってやつは、ぼくはけっこうポジティブに受けとめてます。


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