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この日記について
この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。 2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。 2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。 1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。 1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。 |
Espace の時代は終焉しつつありますか。Espace がフランスの語学学校デビューしたのが92年、日本では93年ごろから本格的に NSF から切り替わったのですが、この Espace、あまり評判は良くなかったんですよね。当時ぼくは Allianceの本校に二ヶ月だけ集中講座で通っていたのだけど、そこの講師も「NSF の方がいい。Espace はフランス国内で使うにはいいけど、外国のフランス語学校で使ったり、独学用テキストとして使うには構成が悪い」と指摘してました。他の講師たちの意見もそういう感じでしたね。
このテキストはとにかく単語が多い。中級用の Espace 2 でさえ、それ以前の上級用 NSF3 よりも5割近く多い状況でした。だから講師は自分の好みで取捨選択し、ほかの副教材をあわせて使っていたのですね。その点、独学者やフランス国外の講師が使いこなすのは難しいんじゃないか、という評価につながったのだと思います。その点、Sans Frontier や NSF は、テキスト全体がかなり体系化されたつくりだったので、テキストを黙々とこなせばそれなりの達成度に到達できるって構成になっていたと思います。
好意的に解釈すれば、Espaceは多様性をものすごく重視したのかもしれない。たしかに NSF3 までやったような上級者が、さらに場数を踏んで語彙力を増やすにはいいテキストだったでしょうね。articles が多かったから。でも初級者・中級者には、「うげ」と思わせるテキストだったと思うぞ。
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