この月のエントリー
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

過去の日記一覧

月別アーカイブス



この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1998年05月02日

 フランスでは三番目に人気のある観光地がカルカソンヌなんだそうだ。中世の城がほぼ原型のまま残っているのはここだけなんで、国内からの見物客が相当多いらしい。
 パリから一気に車でカルカソンヌまで行ったはいいが、着いたのは夜になってから。とりあえず市街地でメシを食い、高速インター近くのモーテルに泊まりはしたが、城壁がどきにもない。これがフランスを代表する観光地なのか……と思ったが、じつはそこ、ただの新市街地だった。原型のまま残る城壁は、高台の上にあったのである。
   城壁内は、ただの公園なのかと思ったが、登ってみてたまげた。街がまんま残っているのである。これは確かに見事で、狭い道がうねうねと続き、しかもそのことごとくが石畳。観光化されているのは仕方がないけれど、しばし中世にタイムスリップするような雰囲気をもたらしてはいる。
 城壁に囲まれた旧地区は、野球のグラウンドぐらいのものか。そのなかに、ホテルが何軒かとレストラン、みやげ物屋が連なっていた。昔から住む住民もけっこういそうな感じである。
   旧市街地を一通り眺めたあと、城の内部を見物してみた。城壁のところどころに立つ塔と、館、そして屋外の円形競技場をガイドの説明を聞きながら歩いた。だいたい30分ぐらいのコースである。
 ただしこの日、えらく風が強く、体感気温は完全に冬に近い状態だった。日本から来た同行者の一人はこれで完全に風邪をひいてしまった。

Copyright (C) Masayuki ESHITA