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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1998年07月09日

 7月9日、サッカーW杯準決勝のフランス対クロアチア戦をパリ市庁舎前広場で観戦するサポーターたち。準々決勝で難敵イタリアを破った地元フランスは、この試合に初の決勝進出をかける。イタリア戦ではこの広場だけで1.5万人の人出があったそうだが、クロアチア戦はその5割増ぐらいの人数がいたんじゃなかろうか。
 夜10時ぐらいになってようやく薄明がかすかになる。どの街灯にもスクリーンを見ようとする連中数人がよじのぼり、国旗をはためかせていた。この写真を撮ったすぐあとぐらいに、クロアチアが先制点を入れ、大観衆からブーイングと溜息が。もちろん僅かながらいたクロアチアのサポーターは大はしゃぎだったが。
 しかし、ブーイングがようやくおさまったころに、今度はフランスが同点ゴールを決めたのは、おそらくご存じのとおり。その瞬間、鼓膜が破れるかと思ったぞ。全員の手が一斉にあがり、皆人差し指を立て、あちこちで爆竹は鳴るわ、ロケット花火を打ち上げるやつがいるわ。
 念願の勝利を果たして「決勝だ!(On est en finale !)」と浮かれるサポーターたち。ここに居た大観衆たちが車道に繰り出し、どの道もほとんど歩行者天国状態となった。だけど車の方もクラクションを連呼して歩行者と一緒に大騒ぎ。いやもう、試合終了から二時間たったいまでも、車のクラクションが絶えない。たぶん、明け方までこの調子なんじゃないか。

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