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この日記について
この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。 2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。 2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。 1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。 1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。 |
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■ 1998年08月 アーカイブ |
昨日はたまたま『クラブとサロン』という本を読んだのだけど(NTT出版)、ローマ時代のローマのフォーラム、産業革命期のイギリスのコーヒー・ハウス、そして宮廷時代のフランスのサロンの対比がわかって、なかなかおもしろかったです。あの保険組合のロイズがもともとはコーヒーハウスだったというのは初めて知った。
本のなかに「寝室に集まる人々 〜フランスのサロン文化〜」という章があるのだけど、もともとのルーツは、宮廷での人間関係に疲れたランブィエ侯爵夫人が引退後に自宅で始めた私的な集まりのことだったのね。
ペリエは「Un perrier」ですねえ、たしかに。店のにいちゃんたちも、「Un perrier」と言っているし。
今日は予報では最高気温が34度っすねえ。いきなり暑くなりおった。こういう暑い日、たしかに perrierがうまい。個人的には citron vert風味を置いてほしいんだが。
ベルギーのスパ=フランコルシャン・サーキットではフリットの売店があり、イギリスのシルバーストーン・サーキットではフィッシュ&チップスの売店があった。さて、フランスのマニクール・サーキットは何が名物なのか(笑)。
最近はどこも焼きソバの売店があるというのだけど、これは鈴鹿が発祥地だそうであります。たしかにシルバーストーンでも焼きソバを売っておった。
ひじょーに厳密に判断すると cafe au lait と cafe creme は違うらしいのだけど、実際にはもうおなじ扱いになっている店が多いですよ。……というか、cafe au lait がなくなって cafe cremeオンリーになった、というべきか。
実際にギャルソンに cafe au lait と頼んでも、彼がオーダーを中に通すときは「Un creme !」と叫ぶことが多いハズです。で、おなじ店で cafe au lait と cafe creme を頼んでも、まずおなじものが出てくること間違いなし。日本の喫茶店でホットとブレンドを頼んでも、結局はおなじものが……というのと同様なんじゃないっすかね。
かつて『パリのアメリカ人』でもおなじみの、ギャルソンが高々と容器をかざしてコーヒーとミルクを注ぐ光景なんて、もはや見かけなくなりましたねえ。横浜の喫茶『大学院』は、少なくとも去年まではそういうことをしていたはずだけど(笑)。
うちも隣がパン屋なのだけど、最近はここを「ピエールの家」と呼んでます。そこの長男のピエールが、うちのムスメとおなじ幼稚園のおなじクラスなんですねえ。
しかしパリっていうのは、昔の横浜の(東京もそうだったのだろうけど)下町風情が残っていてなかなかよろしい。うちのアパートの一階にある食料品店のおやじは、トイレに行きたいときは顔馴染みをつかまえて店番をさせてしまうのだけど(笑)、最近はうちのカミさんがよくつかまるらしい(笑)。
最近、午後4〜6時は地元カフェに入り浸って仕事してます。まあ、以前からここのカフェ(っつーかブラスリー)はずっと使っているんだけど、当然ながら完全に顔馴染み。常連客にはマネージャーが握手しに巡回しにするんだよな(笑ホ)。
ただこのカフェ、過去6年で少なくとも2回はマネージャーが替わったと思う。それにギャルソンだってだいたい三ヶ月ぐらいで入れ替わってしまうしね。折角顔馴染みとなったステファンやナディアたちとも、残り少ない日々となるに違いない(笑)。
車を借りるのにいつも利用する Ada Tolbiac事務所の向かいに、「おじさんカフェ度」ほぼ満点なカフェがあるんですよね。いまのところ看板娘を目撃してはいないが、これは時間帯のせいだと思う(笑)。
ここのカウンターで初めて grand cremeを頼んだとき、12フランぐらいだろうと思って10フラン玉を二個置いたら、一個をそのまま返され、さらに釣り銭が 2フランあった。
話は違うけど、最近は cafe au lait ではなく creme とか grand creme って表示をするメニューが増えてますね。でも cafe creme って言い回しを知らないと、「grande cremeの間違いじゃないのか?」なんて一瞬思ってしまいそうだけど。注文のときだって「Un creme」だから、なんか違和感があるったらありますがね。
「観光ぼったくりカフェ」というと例の三つのカフェがすぐに思い浮かぶし、スノッブカフェとかいうと Cherche Midi通りあたりのカフェかいな、なんて気もするんだけど、有閑マダムカフェなんつーと、どのあたりがあるんでしょうね(笑)。
銀座の風月堂は行ったころがあるけど、シャンゼリゼの風月堂はまだ未経験。
週に一回は Pyramidまでラーメンを食いに行くのだけど、その帰りによく寄るカフェのメニューには、ついに日本語表示がワープロ印字で加わりましたぜ。以前からあのあたりのカフェでも日本語の手書き入りは結構多かったですけどね。
「一つのヨーロッパ」のなかで、あのスイスが臍のように孤立する構図というのが、いかにもスイスらしいって感じがいたしますねえ(笑)。
ヨーロッパ統合なんて、外敵(日本とアメリカ)に備えるために、内堀(既存の国境)に加えて外堀(EU)もこさえたろうってなもんでしょう。
しかし先日、ルクセンブルクに行ったのだけど、ベルギーやフランスとの国境に人もいなければ高速の徐行速度も70キロ、国民が話すのはフランス語、ATM から出てくる現金はベルギーフランってな状況を見て、もはやルクセンブルクという国は消滅したと実感しましたぜ(笑)。
F1マシンのほとんどはすでにセミ・オートマチックだし、93年のレギュレーション変更がなければいまごろはとっくにフル・オートマチック化されていたハズ。実際にベネトンが試作してました。
モータースポーツの世界でもオートマチックの方がメリットありますね(ラリーは別)。高斎正さんの名作『日産がルマンで優勝する日』でも、オートマのマシンが勝利してますぜ。