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この日記について
この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。 2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。 2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。 1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。 1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。 |
先日、中公新書の編集部に行った折、みやげにもらった本のうちの一冊が
フランス現代史 〜英雄の時代から保革共存へ〜
渡邊啓貴・著、中公新書 no.1415
でした。
この本のすごいところは、ドゴール時代からジョスパン政権までを扱っているところですね。たぶん、脱稿寸前で何度も加筆していったんじゃないのかな。担当編集者の話でも、とにかく著者が思いの丈をこめて書いた一冊、ということでした。
ドゴール時代、そしてミッテラン時代は、今後何十年にわたってさまざまな評価がなされるだろうけれども、それらの時代を肌で接した人による現代史、それも執筆中に進行しつつある状況までも捉えた「現代史」という点でも、なかなかユニークな本なんじゃないか、という気がいたしますね。
内容はやや教科書的なところもあるのだけど、その時代を共有している我らが読むと、かえってすっきりと整理された印象も受けます。かなりのページ数があるために新書にもかかわらず920円プラス税という値になっているけど、値段分のおもしろさは十分にあると思いますね。
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