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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1999年01月10日

「超俗の大数学者」と呼ばれた故・岡潔は、修士課程まで修了しておかないと雑誌掲載論文が読めない、逆に言えば、論文を読めるようにするためだけに二十代前半まで費やされてしまう、これはもはや科学の危機である、なんてことを述べていました(小林秀雄との対談『人間の建設』にて)。余談ながら岡潔の最大の業績である「岡の原理」はフランスで発表され、その日本語訳が出たのはわりと最近のことですね(笑)。
 アメリカの大学・大学院は、輝かしい部分だけが強調されるあまり、切り捨てられている部分や影の部分が伝えられていないように思います。フランスの大学だって設備のひどさたるや、悲惨なものですしね。結局のところ、どの国の高等教育機関にも「○○の大学にいくのはやめなさい」的な状況があるように思います。


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