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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

1999年02月10日

 セロテープをスコッチというのは、フランス国内もおなじですよね。
 ただし、日本ではこの「セロテープ」も特定商品名となっており、報道用語としては「セロハンテープ」が正式です。キャタピラとかセスナなども特定商品名で、報道用語としては無限軌道、軽飛行機と書き換えるのが原則になってます。ただし、レーザーディスクのように、商標を持っている側が一般呼称として用いることを認める例もありますが。
 こうした言い替えは、放送ではNHKがとくに厳しく、かつて紅白歌合戦で、みなみこうせつとかぐや姫が「神田川」の歌詞に出てくる「クレパス」を「クレヨン」に言い替えたり、山口百恵が「真っ赤なポルシェ」を「真っ赤な車」に言い替えた例がありました。ほかにもあるんだろうけど、この二例がとくに印象的。
 もちろん以上はマスメディアの現場の話であって、一般の世界ではさまざまな商品名が一般呼称化してますよね。日本でいえばオヤジ世代はコピーのことを「ゼロックス」と言いますし。かつてはティッシュ・ペーパーを「スコッティ」「クリネックス」と呼ぶ人も多かったと思います。
 あ、そうそう、特定商品名で思い出した。アデランスも商品名から日本語化したフランス語ですね。でも adherence の方は「接着」とかって意味が強いし、自動車レース用語でも「グリップ」のことを adherence といいます。


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