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この日記について
この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。 2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。 2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。 1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。 1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。 |
ムックの制作が始まり、予想通り、まったくの余裕がないスケジュールとなった。12月中は、とりあえず自分担当の原稿をこなせばいいのだが、年明けは地獄となるのは明白だった。ただ、まんだらけが協力してくれることになったおかげで、書影の撮影は一気に進んだ。撮影といっても、対象が本であるから、ほとんどをスキャンでおこなった。まんだらけ中野店にデスクトップ・パソコン、フラットベッド・スキャナを持ち込み、事務所を借りて次々と稀覯本をスキャンさせてもらったのである。評価額が100万円を越えるものが何冊もあったので、正直、かなり緊張する作業の連続だった。
最も緊張したのは、足塚不二雄(後の藤子不二雄)の『最後の世界大戦』と手塚治虫の『新寳島』初版本を扱うときだった。宍戸さんからは、ごく普通の本のようにぽんと手渡されたのだが、なにせ販売価格が300万円というシロモノ。手に汗を握るわけにもいかない。慎重に、そして手早く作業をすませるしかない。とはいえ、めったにない機会なので、どの本や雑誌にも表の画像しか出ることがなかったので、は背や裏も画像に収めておいた。
稀覯本を一気に手にとることができたのは、個人的には非常にラッキーな経験だった。この二冊以外にも、千葉徹哉(ちばてつや)の『復讐のせむし男』、水木しげるの『妖奇伝』『ロケットマン』、石森章太郎の『水色のリボン』、松本あきら(零士)の『宇宙作戦第一号』をはじめ、まさに漫画のお宝に接することができた。
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