過去の日記一覧
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この日記について
この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。 2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。 2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。 1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。 1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。 |
■ 回想カテゴリー カテゴリ「回想」に投稿されたすべてのエントリのアーカイブのページが、新しい順番に並んでいます。 一つ前のカテゴリーは、「友人・知人」です。 次のカテゴリーは、「季節の話題」です。 |
92〜95年の滞在当時は、旅行のときに宿泊する安宿は二つ星ホテルだった。料金は一泊日本円で8,000円が目安である。しかし、96年からの滞在ではモーテルを利用することが増えたので、一泊8,000円でも高いと感じるようになってしまった。なにせモーテルなら一泊3,000円見当である。
フランスには三つの大きなモーテル・チェーンがある。Formule 1、Etaps、Premiere Classeだ。このなかで最も安いのはFormule 1だが、どの部屋もシャワーなし・トイレなしなのだ。一度利用したことがあるのだが、トイレなしはちょっと嫌な感じである。夜になるとかなり汚れているのだ。それに、最安値とはいっても、元々が安いため、あえてそこまで節約するメリットがあるとは思えない。結局、Formule 1は一度使っただけでやめた。
もっぱら利用したのはPremiere Classeであった。じつは大手では最も高いのだが、ここは全室シャワー・トイレ付きである。その点ではEtapsもおなじなのだが、こちらはトイレとシャワーコーナーとの間に段差がないため、シャワーを使うとトイレが水浸しになってしまう。その点、Premiere Classeは安心(?)してシャワーもトイレも使える。高いといっても300円相当程度の違いにすぎない。
ミニテルとCarte Bleueがあると、モーテルの利用はいっそう簡単だ。ミニテルで利用したいところを予約し、チェックイン時には予約番号を入力してカードを差し込むだけ。これで支払いまで完了であるから、何時に着いても気軽である。
こういうモーテル・チェーンが日本にもあれば、旅行のコストはかなり下がると思うのだが。
日本でアルペン・スキーのメッカといえば、そりゃもう白馬八方尾根に決まっている(反論却下)。だから、長野オリンピックの誘致が決まったとき、当然、八方はアルペン会場になるものと思っていたので、中心競技がノルディックになると知ったときには驚いた。結局、奥志賀にアルペン施設を造れなくなったので、ノルディックもアルペンも八方で開催されることになったわけではあるが。
でも、八方でジャンプ競技ねえ。名木山ゲレンデのわきに雪印の30メートル級の台があって、地元の小学生が練習に使っている光景を観ていたので、本格的なジャンプ台ができることに、かえって違和感がある。それに八方といえばダウンヒル・コースが売り物なのだから、やっぱりジャンプ台は異物という感じがしてしまう。
しかし、結果的にノルディックやアルペンの主要競技がすべて八方で開催されることになったのだから、スキーに限っていえば「長野オリンピック」というよりも「白馬オリンピック」となったわけで、学生時代にペンションの同僚とかましていた冗談が本当になってしまったわけだ。
モーグル競技が八方で開催されないのがちょっと残念である。コブコブ斜面が売り物の八方尾根こそ、モーグルにはいちばんふさわしいはず。しかし、アルペン・コースを設けたら、モーグルの会場はどこにも取れないのだから仕方ないか。
ちなみに、地元の反応としては、「ジャンプだけなら良かったのに」が代表的らしい。ジャンプ競技だけならスキー場自体はどこも閉鎖せずに利用できるので、ジャンプ競技の見物客とスキー客の両方をキープできる、という腹算用だ。ところがアルペンまで来てしまったので、スキー客は見込めなくなった、ということなのだな。
ところが、実際に仕切られているのは全コースのごく一部にすぎない。今回、八方に滞在中、スキーをする予定はなかったのだけど、ゲレンデがあまりにもすいているので、ついつい滑走してしまった。一応、会場を移動するために道具一式は持参したが、ウェアを持ってきてなかったので、上はセーターにダウンのままという学生のようないでたちである(笑)。
ワタシのヨーロッパ初体験は仕事上の出張で、しかも予算が潤沢な時期でしたので、正規運賃でした。当時はまだ運賃格差がでかかったので、ヨーロッパとアメリカを束ねたいわゆる「世界一周チケット」は98万円もしたんですよね。でもまあ会社のカネだから(笑)。
成田からアンカレ経由のルフトハンザ便でまずはフランクフルトに入り、フランクフルト〜デュッセルドルフ間をルフト専用電車で移動し(これも「フライト」なので、乗車には航空券が必要)、デュッセルからロンドンがルフト、ロンドンから巴里がBA、巴里から紐育がエアフラ、紐育・DC間がイースタン、DC・デンバーがコンチネンタル、デンバー・桑港間がユナイテッド、そして桑港・成田が日航……というわけで、別にねらったわけではないけど、よりどりみどりの組合せでした。
こういう場合、発券そのものはルフトがおこなって、あとはルフトがエンドースメントするという形式になるんですね。デンバーの次は当初ロスに出てそこからSQ便で帰国する予定だったんですが、同行した上司の「桑港で骨休めするか」との方針転換により土壇場の変更となりました。
でも各ラインの雰囲気の違いがかなりあって、おもしろかったですよ。ルフトはクルーの立ち居振る舞いがけっこう乱暴でした。BAは比較的ベテランのアテンダントが多かった。サービスはまあまあ。エアフラはパイロットも含めてドライでせっかちな感じ。コンチは忘れた。ユナイテッドはすげー美人クルーの記憶のみが鮮烈です(笑)。
ルフトは後の出張でも粗雑な立ち居振る舞いが目立ち、以来、あまりいい印象を持っていません。エアフラはドライさに馴れるとけっこう気軽でいいかなあ、なんて思っています。