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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

2006年02月18日

 1993年も11月に入って大学院の事務的手続きが一巡して講義も「本論」に入ってきた。履修したコースは数理工学分野であるが、コンピュータを操作するといった実習は一切なく、ただひたすら理論的な事柄を消化する日々だった。内容は数理論理学である。わたしにとっては、学部学生時代以来、11年ぶりに接する現代数学であった。いよいよ数学科出身の本領発揮といいたいところだが、正直なところ、わたしは数学にギブアップしたのである。その後もとくに現代数学の内容を復習したわけでもないので、11年ぶりの数学の世界にはとまどいがあった。「現役」時代だったら簡単に理解できたであろうことが、何日ももだえてようやく理解できたり、知識としてだけ知っていたことの証明を求められたり。ただ、やはり根は数学的な事柄が好きだったし、なにより数学という特殊な言語をフランス語で表現すること自体は楽しかった。


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