この月のエントリー
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28

過去の日記一覧

月別アーカイブス



この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

2006年02月19日

 NIFTY-Serveではコミック・フォーラムと外国語フォーラムに主として参加していたのだが、1993年11月ごろから「本と雑誌フォーラム」にも出入りするようになった。出版関係者や小説家志望者、本好きが集まるフォーラムで、なかでも小説家の水城雄さんが主宰する「小説工房」という会議室が最も活発だった。ここは水城さん自身による文章道場であり、現役の小説家がアドバイスをしたり、後に作家デビューを果たした人が短編を発表していた。インターネット以前の時代にあって、電子コミュニティにおける創作活動という点で、最も先進的で意欲的な場であったといっていい。
 わたしは小説家になりたいという気持ちはなかったが、水城さんが掲げる「商品としての文章」という考え方にはおおいに興味を持った。会議室に発表された作品に対する水城さんのコメントは、第三者的にもじつに納得のいくものであった。自分自身が文章を書くにあたっても、目から鱗がボロボロと落ちるような気がしたものである。
 本と雑誌フォーラムに参加したのは8月ぐらいだったような気がする。そして10月の一時帰国のおりには、執筆中の単行本の関係で、水城さんに取材までさせてもらった。そのときは本当にお世話になり、いまでも感謝している。その後、わたしは多くの出版関係者と知り合い、サラリーマン時代とは人間関係がガラリと変化していくのだが、その出発点は間違いなく水城さんとの出会いであった。


Copyright (C) Masayuki ESHITA
サイト内検索

カテゴリー(archives)

最近のエントリー(RSS)