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この日記について
この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。 2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。 2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。 1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。 1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。 |
95年の夏頃からデジカメを使うようになった。機種はAppleのQuickTake 100というもの。価格は数万円ぐらいはしたと記憶している。解像度は320×240、記録方式は内蔵メモリだけ。CCDは30万画素程度であった。画像をパソコンに転送するときは、RS422ケーブルでデジカメ本体とMacとをつないで専用ソフトで呼び出す。本体は小さな双眼鏡ぐらいの大きさであった。その後のデジカメに比べれば、お話にならないぐらいチャチで扱いにくいものだったが、それでもわたしには画期的に思えたのである。
写真を電子的に撮影して記録する仕組みは、80年代終わりにもすでに商品化されていた。電子スチールカメラと呼ばれたもので、2.5インチのビデオフロッピーに記録する方式である。画像はアナログ記録であったため、パソコンではなく一般のテレビに映し出すことを前提にしていた。カメラが再生機を兼ねていた。ほとんど普及することはなかったが、学会関係者の一部には好評だったようである。
時代は移り、1995年にWindows 95ブームが起きると、どの家庭にもパソコンが普及しつつあった。となると、パソコンで写真画像を見る仕組みが浸透する余地が生じてきたのである。デジカメとは、そういうタイミングに登場した商品なのだ。
95年の夏、わたしはKodakのDC40という機種を購入した。このカメラの画質が想像以上に良く、パソコンの画面上で眺める分には十分に使えると確信した。ノートブックがあれば、その場で写した写真を見せることもできるわけだ。撮った写真をレタッチソフトで「修正」すれば、いろいろと遊べる。さっそくデジカメの遊び方をひとつの出版企画にまとめ、メディア・テック出版に持ち込んだのである。
この企画は社長も編集部長も気に入ってくれて、すぐに採用となった。そして96年2月に刊行されたのである。おそらくはこれが日本で最初のデジカメ本だったと思うが、その後すぐに他社からも刊行された。
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