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この日記について

この日記は、他のリソースから転載したものが大半です。
2005年3月以降の日記は、mixiに掲載した日記を転載した内容が中心です。一部は実験的に作成したblogに書いた内容を移植させています。
2001年の内容の一部は、勤務先のweb日記に記載したものです。
1996年〜2000年の内容の多くは、旧サイトに掲載したphoto日記を転載したものです。
1992年6月〜99年9月の日記の大部分は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラム・フランス語会議室」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。

2006年03月21日

 1996年の7月、学生として滞在していた3年間の第1ラウンドから8ヶ月半後、こんどは自由職業者として滞在する第2ラウンドが始まる。滞在許可を取るまでの手続きは前回よりもかなり面倒だが、今回の滞在の方が気分的には比較にならないぐらい楽だ。フランスに到着したその日から、すぐに生活を開始できるだけの基盤ばある。前回は一週間のホテル住まいの間に住むところを決めねばならなかったのだ。そして3年間の滞在でフランスに友人・知人が増えた。話し相手すらいなかった前回とは大違いである。なによりの違いは、フランス語での交渉力がついたことだろう。語学レベルは8ヶ月半のブランクでむしろ落ちたくらいだと思うが、ずうずうしく交渉を続ける粘りは92年当時とは比較にならない。なんにせよ、どれほど面倒な手続きが待っていようと、大きな不安はなかった。
 しかし、その手続きの煩雑さは、正直なところ、想像を絶していた。おまけに役所の対応もあやふやで(あまりないケースだったので仕方ないと思うが)、書類ひとつ入手するのに何度も交渉を重ねることがめずらしくなかった。過去数年で鍛えた交渉力がなかったら、途中で挫折していたかもしれない。


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